近年、脳と睡眠の関係に関する研究は飛躍的に進んでいます。

睡眠に関することはまだまだ謎も多いですが、眠りがホルモンの微妙な分泌にまで影響を与え、美容や健康にも大きな影響を与えているらしいこともわかってきています。

また、「質のいい睡眠」を確保している人は、脳の働きも活発だし、精神的にも前向きな人が多いと言われています。

睡眠の謎が解明されていく一方で、私たち人間は、文明の発達とともに「質のいい睡眠」をとれなくなっているとも言われています。

もともと睡眠のメカニズムは、生物が進化する過程で、気が遠くなるほどの長い時間をかけて獲得してきたものです。

そして、その睡眠のメカニズムは、日が昇って、沈む・・・
つまり、規則正しく昼と夜が繰り返されるという「自然のサイクル」に合わせて動いています。

ところが、人類は照明器具を発明することで、本来なら限っている夜間にも盛んに活動するようになってしまいました。
こうした傾向は、IT (情報技術)の発展とともにさらに加速され、今ではまさに昼夜の関係なく経済活動が行なわれるようになっています。

そういう意味では、「昼間に活動して、夜は眠る」という、人間本来の自然な睡眠リズムを捨ててしまったといってもいいでしょう。

そのため、どうも快適な睡眠がとれない、という人が増えているのです。

「寝る子は育つ」という言葉がありますが、睡眠は成長をもたらしてくれるだけではありません。私は、「いい睡眠を楽しめる人は、いい人生を楽しめる」と言っても、決して言い過ぎではないと思っています。

睡眠に関する正しい知識を身につけ、ぐっすりと眠り、気分良く目覚める生活を是非手に入れてください。当サイトが、そのための手助けとなれば、嬉しいです。