睡眠コラム

起立性調節障害を長引かせないコツ | 光目覚ましの選び方

投稿日:2018年6月28日 更新日:

思春期に発症する「起立性調節障害」

私も思い返せば、起立性調節障害だったのかもしれません。

不登校まではいかずとも、起きることがとても大変でした。

この「起立性調節障害」の主な原因としては
自律神経失調症の一種だと言われていますが
この起立性調節障害がきっかけに重度の睡眠障害に発展することもあります。

・朝起きると頭が痛い
・起き上がるのがつらい
・不登校になる
・夜になるとなぜか元気

お子さんが「お腹が痛い」「頭が痛い」など
具合が悪い箇所を教えてくれる程度はまだ大丈夫。
しかし、お子さんが「きつい」「だるい」と訴えることは
深刻であることを認識してください。

また、思春期に発症し、ある一定期間で落ち着くのですが
大人になっても症状が続くこともまれにあります。

「起立性調節障害の治し方」とまではいかないかもしれませんが
薬ではなく、自律神経を根本的に整えることをお伝えします。

すでに病院で薬を処方されている方も是非参考にしていただきたいと思います。

自律神経の乱れを整える、最大のカギ

やはり・・・「朝日を浴びること」
朝日を浴びることで天然の目覚めの成分「セロトニン」の分泌が活発になります。

この「セロトニン」は
気分調節・運動機能・記憶力・学習能力をはじめ
感情的情報をコントロールしたり
胃腸の働きや、眠りと目覚めのサイクルなど
人間が生きるために必要なシステムを全てコントロールしてくれます。

セロトニンは心身の安定や心の安らぎなどにも関与することから
『幸せホルモン』とも呼ばれているのはご存知でしょうか?

また、質の良い眠りを促すメラトニンはセロトニンがあってこそ。

ここで、私が睡眠障害を克服した光目覚まし時計を是非オススメしたい。

しかし、こういったケースでは目覚まし代わりに使用せず
光で目覚めるのではなく、起きてから浴びること継続しましょう。

まだ、起きられない段階で、目覚まし時計として使うのは時期が早いと言えます。
朝5分以上必ず光を浴びる。
毎日欠かさず浴びる。
昼間時間があれば浴びる。
読書しながら、テレビを観ながらでもいいんです。

ブルーライトが生体リズムを整えるのは科学的根拠があるので
光を浴びることを徹底的に推奨されています。

ただし、浴びていいのは15時までです。
遅い時間だと、夜の睡眠を阻害してしまい悪循環になってしまいます。

夜、就寝前は部屋の明かりを暖色系にして、自然に眠くなる環境を作っていけば
ぐっすり質の良い睡眠をとることに繋がります。

ぐっすり眠る=すっきり起きる

これは人間なら誰もが同様です。

inti4は朝日が昇る様子を再現することができます。
徐々に明るくなる光は、目覚めるための準備を開始してくれます。

目覚めてから、光を浴びることで
セロトニンが活性し、頭を目覚めさせ、心を目覚めさせ、身体を目覚めさせてくれるのです。

参考:睡眠は人生を幸せにする

【与えるだけ】で終わらせないこと

光目覚まし時計を与えるだけで改善するのであれば
それは嬉しいことです。

しかし、起立性調節障害は思春期の中学生や高校生のように
こころの成長段階の年齢で多く見られるといいます。
腫れ物に触るような対応は必要ないと思いますが
不本意に起きられないことは
本人が一番自分を責めているかもしれません。

親御さんは、起きられないことを責めるのではなく
起きられることを同じ目標とし
できるだけ心情に寄り添ってじっくりと対話していくことが大切だと考えます。

根気よく続けること

改善したように見えても、油断は禁物です。

体内時計は24時間ではないため
少しづつ後退していくのです。

参照:体内時計は「24時間周期」

「起きてから光を浴びる」
この繰り返しが「体内時計を整える」こととなり
自律神経を整えることにつながります。

天気や季節に左右されずに朝から光を浴びることができる
光目覚まし時計をうまく活用していただきたい。
私が睡眠障害を克服したように
お子さんの起立性調整障害が克服できることを願ってやみません。

 

 


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